CIBTACのトレーニング

エステティックの資格に挑戦しようということで思い浮かんだのが、メジャーなところでは日本エステティック協会の認定エステティシャン、日本エステティック業協会の認定エステティシャン、国際資格ではCIDESCOやCIBTAC、ITEC、INFAなどでした。

ただこれらの資格、カリキュラムを見るとCIBTACとITEC以外は機器やネイル、脱毛なんかが含まれています。そのへんは必要ないと思ったので、マニュアルトリートメントに特化したCIBTACとITECで検討をすすめました。

この二つはどちらも英国に本部のある国際資格で、英国のホリスティックトリートメントがベースになっているのでIFAと親和性も高く、これまでの知識経験を活かせると思ったのもポイントです。
迷いに迷った末、今回は日本におけるエステティックのスタンダードにも触れてみたいと考え、日本エステティック協会の認定校でもあるタカラ・インターナショナル・エステティックカレッジのCIBTACコースに決めました。

エステの先生の凛とした厳しい指導は懐かしかったです。
わたしがIFAでお世話になった先生はエステの先生でもあり、厳しさに最初はびっくりしましたが、ビシビシ鍛えられたことがとても良かった、その厳しさを思い出しました。
そしてIFAトレーニング以来10年以上ぶりのナースウェアにナースシューズ。当時の白衣はすっかり黄ばんで着られなくなってしまったので今回新調しましたが、ネットの普及で今は当時とは比べ物にならないくらい手に入れやすい!選び放題!

実技試験はクレンジング〜肌質分析〜ディープクレンジング〜トリートメント〜マスクの一連の流れに加えて、眉毛のシェーピングとメイクも範囲に入ります。この二つは自分にはやっていても施すことは初めてなのでどちらも緊張しました(実はメイクけっこう好きかも、という発見も)。
また、マニュアルトリートメントの資格とは言ってもスチーマーやブラシクレンジング、拡大鏡等の最低限の機器の取扱もあります。

そして最大の難関は、実技試験中に口頭試問がおこなわれること!
いつも普段の施術中はその世界に没頭しているので、「肌質について説明しなさい」「今おこなっている手技について説明しなさい」なんて話しかけられると、もう頭が真っ白に。
普段なら何でもないことでも、施術しながら答える、それも本部からきた試験官に通訳が入るので通訳しやすいように、理路整然と文章的に破綻がないように、というのが本当に大変で、最後まで苦しみました。

IFAのときのように宿題としてカルテを自分で取ってくるということはなく、スクールでのクライアント実習だったので、終わったらすぐ指導=ダメ出しを受けられ、その場で質問・確認ができるという点は良かったです。

理論については、わたしは解剖生理学等IFAでカバーしている範囲は授業免除だったのですが筆記試験は免除ではなく普通に受けなければいけない=自分で勉強する必要があり、昔のノートや資料を引っ張りだしてきて復習、復習の日々でした。

というわけでいったいどうなることかと思いましたが、つつがなく試験終了、合格することができほっとしました。
「資格に挑戦」というのも久しぶりだったし振り返ってみればとても良い経験で、まぁ終わり良ければすべて良し、でした!