2023-2024年のこと

旧実家の庭の薔薇

本日12/30でmaroonは2024年の営業を終えました。
2024年もどうもありがとうございました。

さて、2023年から移転移転でおかげさまで現在ようやく落ち着いたところですが、ここ2年はほんとうにいろいろなことがありました。
少し振り返ってみたいと思います。

島津山ハウスの運営方針変更により高輪に移転を決め、新しいところはプライベートな場所として美容と健康のコンサルティング、研究などの拠点とするつもりで完全に移転したのが2023年7月1日のこと。

そしてその7月の半ばに、母が転んで骨折→入院となったのです。

実は母は30年以上前に交通事故で人工股関節となっていてかかりつけの病院があったので、救急車にそこに搬送してもらえ即座に入院できたのは幸いでした。

父は自分の食べるぶん程度の料理など身の回りのことはできるのでその点安心とはいうものの、家の瑣末な事務的なあれこれを一手に任されることに。

母は寝たきりになってしまったとはいえ、手術後のせん妄状態もなく意識はしっかり、他にやることがないからか電話やメッセージで病院からいろんな指示(あそこにあるあれを持ってきて、どこそこになにがあるからやっといて、etc.)がばんばん飛んできます。

実家は水戸なので日帰り出張可能な遠くはないが近くもないという微妙な距離、しかも家は地方都市にありがちな車がないと生活できないような場所にあり、この行き来は物理的にかなり自分のリソースを捧げなければなりませんでした。

今だから淡々と書いていますが、当時は精神的にもいっぱいいっぱいで、この先の生活はどうなっていくのだろうという心配や不安に苛まれる日々。
ひとりっ子なのでわたしが全部引き受けるのです。

幸いにも術後の経過は順調で無事に退院でき、入院中に介護認定をとったので、退院後はまず担当のケアマネさんから説明を受け、今後の生活をどうしていきたいか話すことからはじまりました。

もともと父は福岡の人で母は東京の人、ゆくゆくは九州に帰りたい(父)、東京に帰りたい(母)、しょっちゅう遊びに行くので東京、あるいは東京に近いところに拠点を移す(セカンドハウスでも可)、などもう数十年間散々話し合ってきましたがしょせんは思いつきレベルで何も決まらず。ここにきてついに決断のときがやってきたのです。

様々な要因から他の土地へ移るプランは考慮から外し、車がないと生活できずわたしもすぐには行かれない、冬は死ぬほど寒い今の家をバリアフリー化や改修するよりも、便利で快適な居住空間が確保された駅近のマンションに住み替えた方が良いというプランがあっという間に進み、すぐに住み替えのフェーズに入っていきました。

内覧、商談、契約とすべてに立ち合い書類や資金などの事務面も担当、2023年中に終えたので7月の母の入院から半年ですべてをおこなったことになります。
あんなに何十年もああだこうだと言っていたのに決まる時は一瞬で決まるものですね。

この間自分の通常の生活もおくっていたので基本すべて日帰りでした。通常の生活とはいっても両親のサポートに費やす時間が絶対的に増えたのでそのぶんmaroonに費やす時間は減ることとなり、稼働可能な日も少なく情報発信もままならず、またいつ何が起こるかわからない状態でもあり、皆様にはご不便ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。

両親の引越が今年の2月(もちろんフルでサポート)、その後も片付けやら何やらで相変わらず行き来する日々は続いていましたが、ひとまずのミッションを完了しようやくひと段落ついたところで、新しい場所の高輪ではほとんど稼働していないうえに、新しくやろうとしていたことは何もできていないということに気づいたのです!
そして、以前のお客さまからのお問い合わせが増えたり、またサロンをやってほしいというお声をいただくようになったのもこの頃。

それをきっかけにやっぱりまたサロンとしてリスタートしようと移転を決意し、物件にめぐりあって無事8月にリスタート、という流れでした。
支えてくださった皆様、ありがとうございます。

いろいろありましたが2024年の年末、自分の生活も落ち着きを取り戻すことができてきました。
完全介護ではないにせよ両親のサポートはこれからもしていくのですが、今できる最良の体制を整えることはできています。

2025年はよりいっそうmaroonに邁進していけたらと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。