沖縄 スパ三昧の旅で思ったこと (2)

北部ではホテル オリオン モトブ リゾート&スパに宿泊しました。

全室オーシャンビューでお部屋は明るく広々。

美ら海水族館至近ということで宿泊先の候補になりましたが、なんといってもタラソスパがあるのが決めてでした。

オーシャンフロントのホテルでタラソテラピー。
なんという贅沢でしょう!

こちらのタラソスパ「ベル メール」は2014年開業ということで、去年訪れた1990年代開業のタラソテラピー施設に比べるとピカピカでキレイ、塩の侵食ってすごいんだな、と気づかされます。
調度品も今風でナチュラルシック。
(スパ施設内は撮影NGなので写真はありません)

「世界を忘れる海のリラクゼーション」というコースを選びました。
タラソプール→アルゴハマム→(大好きな)エアロゾルナッピング→スクラブ→アロママッサージ
という流れです。

プールは、泳ぐ目的一切排除でタラソテラピーのみに特化の必要最小限の大きさです。
ジェット水流を好きなだけ好きな箇所に当ててほぐします。

次のアルゴハマムは、スチームサウナの中で海藻パックをセルフで全身に塗り、塗った後はそのままリラックスして寝ちゃってもいいですよと言われましたが、座るところがタイル貼りなので海藻パックを塗った全身がつるつるすべってどのような姿勢を取ったら良いかわかりません。
残念ながらリラックスどころではなく、海藻パックを全身になんとなく塗り付けながらなでさするセルフマッサージもどきで時間を過ごしました。

その次は期待のエアロゾルナッピングです。
てっきりバスローブを来てタオルかけるのかと思いきや、裸でシーツにくるまれ保温のためにその上からビニールで包まれる、という慣れないスタイル。
シーツってひんやりとして苦手なんだよな…と思いつつくるまれます。さらにビニールで包まれるとなんだか蒸れて息苦しい、でもシーツは冷たい。
うーん、あまり好きな環境ではなく、大好きなエアロゾルでしたが眠れずに終わりました。
やっぱりわたしタオルが好きなんだわ…

そのあとは個室に案内されスクラブ→個室内に備え付けられたシャワーで流し→マッサージという至福の流れを堪能。
去年のタラソテラピー施設は穴空きヘッドレストじゃなくてマッサージ中非常に苦しかったのですが、こちらは穴空きヘッドレスト、しかもベッドがくりぬいてあるのではなく頭部に差し込むタイプ(これ重要)!
はい、旅の移動の疲れもありガーガー寝てしまいました。

クロージングがとてもリラックスできたので全体の印象は良かった、ただところどころあまり好きじゃない体感のところもあり(タイルとかシーツとか)、小さなことですがこちらはほとんど裸の状態で五感にモロに響くわけで、そういうことってとても気になるものだな、と改めて実感しました。

気になるところもありましたが、基本タラソテラピーは好きですし施設がなければ受けられないものなので、また時間をたっぷり取って出かけていきたいです。

海ってほんといいですよね。

沖縄 スパ三昧の旅で思ったこと (1)

確定申告も無事すませ、ほっと一息ついております。

e-taxもう10年以上やってますが、絶対に送信時に一回でうまくいったためしがない!
なぜ毎回毎回こう手間取るの…夜を徹して取り組み、果てしないイライラをも乗り越えて、晴れて送信完了!
毎年ものすごい達成感に包まれます。

さて、2月終わり〜3月あたまに両親と沖縄旅行に行ってきました。

だいたいいつもお正月に両親と会ってどこか旅行に行こうという話になり、そこから計画するので、この時期の両親との旅行が例年のパターンになりつつあります。
去年の館山もそう。

沖縄は10年ほど前に行ったきりで、そのときは浜比嘉島〜中部〜那覇とまわりました。
今回は美ら海水族館に行きたいという両親の希望もあって北部中心の旅に決定。

わたしの目的はといえば、もちろんスパ巡りです!

普段旅行先ではホテルではなく個人サロンか地元資本のサロンを探して行くのが恒例となっています。
もちろん、全国すべてのホテルサロンに行ったわけではありませんが、実は過去ホテルサロンでは残念な気持ちになったことの方が多く…(もちろん施設や空間は素晴らしいのですが肝心の技術やオペレーションが…)、その苦い経験から今はホテルにはほとんど行かないですね。

しかし沖縄については別の考えがありました。
15年ぐらい前でしょうか、日本スパ振興会設立やスクール設立など観光立国沖縄で観光産業としてのスパを育成する動きが本格的に始まり、それが今現在どういう形で実を結んでいるのか体験したかったのです。

というわけで、今回の沖縄の旅ではホテルスパ・サロン三昧の日々を楽しんできました!

今回特に良かったサロンが二つ。
一つめはナハテラスのエステルームです。

まず、最初に電話で問い合わせた時から申し分のない対応ですばらしかった。
メニューの内容をわりと詳細にわたって質問したのですが、知りたいことについて的確な回答をいただき、プラスこちらの要望を聞き取りながら新たな提案もある、という通り一遍のマニュアルでは対応できないホスピタリティ。

その後やむを得ず時間変更しなければならなくなり、その相談で再度連絡した時も臨機応変柔軟に応じていただき、かつ状況に応じた新たな提案が。もうこの時点でサロンに行くのが楽しみで楽しみでしかたがありませんでした。

上がりに上がった期待値ですが、実際訪れてもその期待値を損なうことなく、もしかしたらそれ以上に素晴らしい時間を過ごすことができました。
サロン滞在中ただの一度も、え、これどうするの?とかこの後どうすれば?どこに行けば?等と思うことはなくノンストレス、完璧な誘導です。
過剰に丁寧だとか不必要にこちらを持ち上げるという接客ではなく、基本フレンドリーながらもちろんくだけた友達接客ではないですし、ましてや先生っぽい上から接客でもありません。
ホスピタリティに溢れていてこちらもまったく気を使わないですむという、すべてにおいてちょうど良いかげんで、あぁ見習いたいと心の底から思いました。

技術も接客も人と人との間の交流で、それも一度として同じ組み合わせはありません。
同じ方でもそのときそのときの状況によって感じ方が違うからです。

すべてを完全に自分のものにしていないとあらゆる状況に臨機応変に対応できない。
守破離、という言葉を思い出しました。
型をものにしたうえでそれを破って発展させオリジナルのものへと昇華させる。

まったく同じようにやるということではなく、自分だったらあの「ちょうど良いかげん」をどう生み出せるか。
肝心の施術時はほとんど寝てましたが(笑)、そんなことを思いながら帰路についたのでした。

yuicaのセミナーでリラックスについて考える

yuicaブランドの正プラス株式会社さん主催の
「日本産アロマの現在と未来・文化と科学」〜日本産アロマの最先端についての総合講座〜
と題されたセミナーに行ってきました。

展示の数々。

yuicaブランドは以前から見てきていますが、最近はほんとに店頭で見る機会も多くなりました。
そして今や精油だけでなく化粧品やグルーミング用品などどんどん商品が増えていっています。

稲本代表のお話、yuicaスペシャリスト(yuicaの最上級資格者なのだそう)の方々の活動報告の後、少々のブレイクをはさんで杏林大学精神神経科の古賀良彦教授の研究発表という流れでしたが、古賀先生の発表が大変興味深かった。

ものすごーくざっくりいうと、yuicaの精油を用いたリラックス度合いの測定実験をおこなったところ、被験者の体感としての「リラックス」と脳波の数値的な「リラックス」が必ずしも一致をみなかったという結果だったとのことなのです。

これまでアロマの研究で「リラックス」を測るエビデンスとして用いられてきた数値の意味はいったい?
他にも「リラックス」を測るものさしがあるのでは?
そして「リラックス」って本当のところ、いったいなにをもって「リラックス」なのか?

いろいろ考えさせられました。

資料やパンフレットをたくさんいただきました。
封筒にクロモジの小枝が!素敵な演出ですね。

名古屋・伊勢志摩 自然療法の旅 3

前回からの続きです。

名古屋・伊勢志摩 自然療法の旅 2

名古屋・伊勢志摩 自然療法の旅 1


タラサ志摩に到着後受付へ。

いきなりアートにお出迎えされます。

タラサ志摩は現在アールビバンの傘下なのでラッセンばかりなのかと思ってましたがそんなことはなく、有名アーティストの作品が所々に配置されています。

これとか。


受付を済ませた後はランチを予約しているフレンチレストラン「ルミエール」へ向かいます。
お魚メインのヘルシーコースとのこと。

窓辺の席で素晴らしい景色を堪能しながらお食事がスタート。

あおさのパンが特に美味しかった!


ランチの後はスパへ移動。ここからは写真NGです。
スパの受付を済ませてカウンセリングのようなことをしつつプログラムの説明を受けます。

前回行った時のことを書きましたが
タラサ志摩の思い出
当時は医師の問診により3〜4つほどプログラムを指示され、こちらの希望は通りませんでした。
今は3つのプログラムをセレクトした4種類のパッケージがあって、そのなかから好きなものを選ぶしくみになっています。

個人的には粧剤さえあればどこででもできるアルゴやファンゴよりも、設備がないと受けられないプログラムを受けたい。
マッサージバスやジェットプールも街中やジムで可能、そうなるとエアロゾル(これははずせない)とアフュージョンシャワー(ほんとはアフュージョンマッサージがいいんだけどこのパッケージではやってないみたい)とあとひとつどうしよう、リラクゼーションプールかな…と頭の中はめまぐるしく回転するも、この3つの組み合わせはない!
ていうかどのパッケージにもアルゴorファンゴが入っていて強制になっている!
むー、、、

あーだこーだと考えつつ
リラクゼーションプール
エアロゾル
アルゴ+ファンゴテラピー(オプションでミックスしてもらった)
のパッケージを選びました。

受けた順番に

* エアロゾル
前回受けたときこれだけで大風邪が突然治ったというわたしにとっての神的プログラム。
今回はそんなに具合が悪いわけではなかったので(なんたって前日アロマ&フィト&クレイセラピー満漢全席受けてるし!)、劇的に何かが変わったというのは感じられず。
でも日常生活でこんな環境下にいることはないので、ここならではということで良かったです。

* リラクゼーションプール
浮き棒の上に首と膝を乗せて浮き、ただただ脱力して水中を漂う。非常にリラックスでき、これも日常生活ではなかなかできない体験です。
ところが、担当の方からの脱力姿勢をとるための指示が一緒に受けた友人と違っていた(こちらは指示が足りていなかった)ことが後からわかり、実はベストの姿勢がとれていなかったのです!
うー、それが本当に心残りでなりません。

* アルゴ+ファンゴテラピー
よくあるものですが、今回はせっかくなのでミックスしてもらいました。
でもなんかミックスの効果がよくわからず…これはどっちか単体で良かったかも。

この3つ、全て異なる環境下でぼーっと寝るというものなのですね。
こんなこと普段はなかなかないので、貴重な体験でした。

身支度をすませた後は近鉄特急に乗って一路名古屋へ。
夕食はひつまぶしを予約しています!


時間の制約があり名古屋駅近辺で予約ができるところ、ということで「しら河 名駅店」へ。

ひつまぶしセットをいただきました。

昼は魚介フレンチ夜は地元のもの、今日一日食の面でも大満足でした!


アロマとハーブ=植物
クレイ=大地
タラソ=海
これらおおいなる自然の恵みをふんだんに享受し、堪能しつくした名古屋・伊勢志摩の旅でした。
複合効果は本当に素晴らしかった(シナジーってやつですね)。
なんと贅沢な2日間だったことか!

またこういう機会が訪れることを願って。

(おしまい)

名古屋・伊勢志摩 自然療法の旅 2

東京に戻って不在時のあれこれでバタバタしているうちに8月も終わり、そして急に秋の気配が…

なんだかすっかり昔のことに思えますが、「名古屋・伊勢志摩 自然療法の旅」の続きです。

名古屋・伊勢志摩 自然療法の旅 1


前日のアロマ&クレイ&ハーブの夢のコラボの翌日、観光特急しまかぜに乗って鳥羽へ向かいました。

乗車前にはモーニングメニューを食べにリヨンに並び観光を怠らず

ゆで卵が食べたかったのでトースト+ゆで卵のシンプルメニュー。
フレッシュなキウイジュースが絶妙な酸味でおいしかったー!

入線するしまかぜ(駅が屋内なので暗くて残念)。
人気だと聞いたので予約受付開始時間にスタンバイして確保しました。

乗車時にアテンダントに乗車証を見せて乗り込みます。

1人席です。
ふかふかの革張りシートに包まれる。

リクライニングはもちろん、なんと電動マッサージ機能付き!
(すぐ終了するので何度もボタン押さないといけませんが)

レッグレストも上がります。
快適な環境のなか1時間半、鳥羽への移動を楽しみました。

乗車証をいただきました。

小学生の頃、毎年夏に一族で志摩観光ホテルに滞在していたことがあり、思い返せばただただ遠い、いったいいつになったら着くのー、とひたすら耐え忍んでいたという印象が強かったのですが、もう大違い!

まあ当時は子どもだったからということもあるでしょうが、時代は変わり、快適な旅の環境が整えられていました。


今回の鳥羽行きの目的は、タラサ志摩の日帰りスパ&ランチプラン。
およそ25年ぶりのタラサ志摩です!

(初めて行った時の思い出はこちら)
タラサ志摩の思い出

前回は泊まりでしたが今回は泊まるスケジュールが確保できず、名古屋に泊まっているのだからちょうどいい、と日帰りプランにしました。

スパ→ランチの場合は11:00スタート、今回選択したランチ→スパの場合は14:00のスパスタートに合わせるためにランチは12:30に予約しています。
12:00鳥羽駅発の送迎バスに乗ってタラサ志摩へ。

道中の山道から見下ろす海の青がとてもきれい。
リゾート気分が盛り上がります。

30分ほどしてタラサ志摩に到着しましたー!!

(つづく)