沖縄 スパ三昧の旅で思ったこと (1)

確定申告も無事すませ、ほっと一息ついております。

e-taxもう10年以上やってますが、絶対に送信時に一回でうまくいったためしがない!
なぜ毎回毎回こう手間取るの…夜を徹して取り組み、果てしないイライラをも乗り越えて、晴れて送信完了!
毎年ものすごい達成感に包まれます。

さて、2月終わり〜3月あたまに両親と沖縄旅行に行ってきました。

だいたいいつもお正月に両親と会ってどこか旅行に行こうという話になり、そこから計画するので、この時期の両親との旅行が例年のパターンになりつつあります。
去年の館山もそう。

沖縄は10年ほど前に行ったきりで、そのときは浜比嘉島〜中部〜那覇とまわりました。
今回は美ら海水族館に行きたいという両親の希望もあって北部中心の旅に決定。

わたしの目的はといえば、もちろんスパ巡りです!

普段旅行先ではホテルではなく個人サロンか地元資本のサロンを探して行くのが恒例となっています。
もちろん、全国すべてのホテルサロンに行ったわけではありませんが、実は過去ホテルサロンでは残念な気持ちになったことの方が多く…(もちろん施設や空間は素晴らしいのですが肝心の技術やオペレーションが…)、その苦い経験から今はホテルにはほとんど行かないですね。

しかし沖縄については別の考えがありました。
15年ぐらい前でしょうか、日本スパ振興会設立やスクール設立など観光立国沖縄で観光産業としてのスパを育成する動きが本格的に始まり、それが今現在どういう形で実を結んでいるのか体験したかったのです。

というわけで、今回の沖縄の旅ではホテルスパ・サロン三昧の日々を楽しんできました!

今回特に良かったサロンが二つ。
一つめはナハテラスのエステルームです。

まず、最初に電話で問い合わせた時から申し分のない対応ですばらしかった。
メニューの内容をわりと詳細にわたって質問したのですが、知りたいことについて的確な回答をいただき、プラスこちらの要望を聞き取りながら新たな提案もある、という通り一遍のマニュアルでは対応できないホスピタリティ。

その後やむを得ず時間変更しなければならなくなり、その相談で再度連絡した時も臨機応変柔軟に応じていただき、かつ状況に応じた新たな提案が。もうこの時点でサロンに行くのが楽しみで楽しみでしかたがありませんでした。

上がりに上がった期待値ですが、実際訪れてもその期待値を損なうことなく、もしかしたらそれ以上に素晴らしい時間を過ごすことができました。
サロン滞在中ただの一度も、え、これどうするの?とかこの後どうすれば?どこに行けば?等と思うことはなくノンストレス、完璧な誘導です。
過剰に丁寧だとか不必要にこちらを持ち上げるという接客ではなく、基本フレンドリーながらもちろんくだけた友達接客ではないですし、ましてや先生っぽい上から接客でもありません。
ホスピタリティに溢れていてこちらもまったく気を使わないですむという、すべてにおいてちょうど良いかげんで、あぁ見習いたいと心の底から思いました。

技術も接客も人と人との間の交流で、それも一度として同じ組み合わせはありません。
同じ方でもそのときそのときの状況によって感じ方が違うからです。

すべてを完全に自分のものにしていないとあらゆる状況に臨機応変に対応できない。
守破離、という言葉を思い出しました。
型をものにしたうえでそれを破って発展させオリジナルのものへと昇華させる。

まったく同じようにやるということではなく、自分だったらあの「ちょうど良いかげん」をどう生み出せるか。
肝心の施術時はほとんど寝てましたが(笑)、そんなことを思いながら帰路についたのでした。